試験合格から社労士登録までに私がしたこと
こんにちは
社労士登録に必要な要件、「実務経験2年以上」。
これを満たせば、あとは申請書類・費用を用意すればすぐに登録ができますが、足りない場合は、「事務指定講習」を修了すれば要件クリアとされます。
今回は事務指定講習について私の経験談をご紹介します。
「事務指定講習」の受講
私自身の社労士事務所での勤務時代を計算してみたら、
合計で1年と11ヶ月でした(笑)
その時は勤めていた事務所も退職し試験に専念しておりましたし、社労士事務所の求人募集もありませんでした。もし仮に就職できたとしても、期間を満たしたらすぐに辞めるというのも後味の悪いものでしたので、勉強の意味も込めてこの事務指定講習を申し込むことにしました。
講習開始!
事務指定講習の内容は通信形式(4ヶ月間)と講義形式(4日間)。
期間的には長丁場となります。
通信は、実務上よく触れることになる書類を作成する練習です(得喪関係や年度更新、労災申請など)。架空の会社情報を元に書類を作成し、期限内に郵送提出することを守れば課題クリアとされていたと思います(添削はされますが、再提出などはなかったはずです)。
通信は4ヶ月間と長期に設定されていますが、提出が3回に分けられ、それぞれ作成する書類の範囲が決められていたと思います。そこそこ量はありましたが、参考資料もありますし自由な時間に取り組めるのでこの通信形式は時間的にも難易度的にも割と余裕がありました。
後半は講義形式で、4日間連続で会場に足を運び、労働法・年金に詳しい弁護士や社労士の先生方のお話を聞く授業です。生講義もありましたが映像配信もあるため、長時間講義の中で知識習得をするというよりは、忍耐力を鍛える講義だと思います。
また、全国4都市での開催しかなく、4日連続となるので日程の調整が必要となります。
2つの形式の講習が終わると修了証がもらえ、登録申請書類と登録費用にこれを添えて提出すれば、会員証が発行され社労士としての登録が完了となります。
ここで費用の話になりますが、この事務指定講習は8万円弱かかり、講義形式の会場も全国4都市での開催となり近くに住んでいない限りは旅費もそこそこかかります。
正直高いと思いますが、認識としてこの講習は2年以上実務期間がない方がお金でその期間を買うというちょっと穿った見方で間違ってはいないと思います。
さて、この講習を修了した私ですが、登録を経ていよいよ事務所開業を迎えます。
事務所の開業準備のお話については下の記事にてご紹介しておりますのでよろしければご覧ください。
今回もありがとうございました。