社労士事務所の開業準備②
こんにちは
前回は社労士として活動するための備品のお話でしたが、今回は事務所運営のために必要な備品のお話しとなります。
会社勤めだと最初から用意されている物でも、いざ1人で事務所を始めるといろいろと自分で揃えなければならない物が出てきます。
まず、事務所運営の中で最低限必要となる
「印鑑・名刺・封筒」
これは、近所にあるチェーン店の印刷屋さんにまとめて依頼しました。
事務所代表として押印するための事業所印を作りました。
後者の方は個人事業なので必須ではありませんが、対企業向けに少しでも見栄えを良くするために作りました。
印鑑は安いものから高級品まで色々ありますが、2つ併せて2万円くらいのものを購入しました。
名刺は、当初、1色刷りの名前・事務所名・住所・連絡先程度の味気ないものでしたが、途中から2色で顔写真入り+事務所理念を入れたものにしました。
事務所理念は1文ですが、これは
「社労士として自分はこうゆうスタンスで仕事をします」を表明したようなものです。
業務内容も裏面に載せていますが、事務所理念と併せて初対面の方との会話を広げるためのちょっとしたきっかけにしています。
値段は2千円前後でした(初版だと+1,500円くらい加算)。
封筒については長3と角2封筒の2種類を作り、各100枚ずつにしました。
個人情報が載った書類を扱うことも多々あるので、透け防止のもの(+1,000円)にしました。
値段は併せて7千円くらいで、これも初版だと加算されます。
前回と併せて購入したものをかいつまんでお話ししましたが、最後に、
開業社労士として始めるにあたって購入しなかった物があります。
それは、
「ネームプレート」です。
労基署、職安、年金事務所に行かれる方はご存知かもしれませんが、
役所の待ち時間で壁側をふと見ると社労士・事務所名が記載されたネームプレートがずらりと並んでいるあれです。
1ヶ所につき2、3千円出せば掲示してくれるようですが(移転・事務所名変更や修繕などで追加費用が発生することもあります)、広告効果としても疑問が残り自分にとって必要性がないと判断し購入しませんでした。
事務所名について
余談になりますが、開業を考えておられる方はすでに事務所名は決めていますでしょうか?
私は当初、「〇〇社会保険労務士事務所」という事務所名で登録していました。
特に深く考えず決めたのですがこれがあとから後悔することになります。
それは、
・手書きだと手間がかかる
・人前で事務所紹介をする時に長い事務所名で分かりづらい
・他の社労士事務所もこの事務所名が多いので、埋もれる
からです。
ネームプレートや社労士名簿の表記もこの事務所名になるので、完全に埋もれてしまいます。
私も途中で事務所名を変えましたが、社労士会で事務所名など登録情報を変更する時は手数料を取られます(2,000円)。
これから開業をお考えの方はじっくり考えた上で事務所名を決めることをお勧めします。
社労士会や労基署などの役所に社労士名簿が置いてありますので、どんな事務所名が目立つのか参考にするのもいいかと思います。
さて、社労士登録・税務署への開業届提出も完了し、これでいつ仕事が舞い込んできても動ける状態になりました。
しかしまったくのゼロからの事務所経営のスタートです。
こんな社労士が仕事を得るまでにどう動いたかを次回お話しできればと思います。
ここまでお読みいただだきありがとうございました。